ヘリオス開放(F2) 逆光線と強い海面反射により、ベス単に似た味が・・・・・
ベス単フ-ド外し?・・・・
写真愛好家なら聞き覚えのある言葉だと思いますが、写真家植田正治がよく使ったテクニックです。
ベス単とは、ベスト判単玉、つまりレンズ構成が単玉(実は一群2枚)のレンズで、収差はほとんど修正されていない物です。
カメラレンズは、光の屈折によって生じる様々な収差を、数枚のレンズを組み合わせることによって修正して、より良い画像を作り出そうとしていますが、このベス単は単玉のみです。
その収差を逆に利用してメルヘンチックな画像を作る事を得意としていた写真家が植田正治です。
植田正治作品にはこの様な、一見ボケた?ような写真が沢山有りますが、この甘い感じをうまく生かした作品は、多くの植田ファンを魅了しています。
この写真はヘリオス開放(F2) 逆光線と強い海面反射により、ベス単フ-ド外しに似た味が出ているように思います。
ピントがピリッと来ていてシャ-プな写真もいいが、この様な少し甘い写真も、たまにはよろしいかと ・・・・・・ 
ベス単解説ネット引用
大正元年から15年間に180万台も作られたというロールフィルムを使うポケットカメラのベストセラー機である。大正時代はロールフィルムを使うカメラの方が珍しかった。
日本ではこれについている単玉レンズが特に重宝がられ「ベス単」として親しまれている。単玉と言っても単なる虫めがねレンズではなく1群2枚の立派な色消しレンズである。レンズの前についているフードを外すと球面収差が出て軟焦点レンズとして立派に機能するのである。
このフードはレンズシェイド、というより絞りが必要以上に広がらないように制限する目的で付けられているもので、本来このカメラはフードを外さない限り開放でもF11くらいをキープしキリっとしたコントラストの高い像を結ぶ。
フードを外すと開放値でF6.8くらいになり球面収差がもろに出てくる。いわゆるソフト効果が得られ「ベス単フード外し」として古くから知られている。
使用するフィルムは127(ベスト判、6.5x4cm)が12枚撮れる。かなり横長のサイズでこの半分のサイズを使うカメラをベスト半裁判カメラという。
カメラ自体は相当年月が経っているため、そのまゝで撮影できるサンプルは少ない。フードを外してソフト効果をねらおうとすると、たちまちシャッタースピードの不足に悩まされることになる。付属のシャッターはB、T、1/25、1/50secの4速のみである。
そこでベス単レンズのソフト効果を味わうにはレンズアセンブリー(シャッターごと)をカメラ本体から取り外し、現行の一眼レフなどに取り付けて撮影する方法が広く普及している。
焦点距離は72mm前後なので標準画角としてはやゝ狭くポートレートなどに向いている。
ベストポケットコダック(VPK)
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