Nikomatと言うカメラ
NIKON D7000 ・ AF NIKKOR 35-70 2.8
高嶺の花のカメラが、ようやく手の届く位置に来ても安月給のHikoさんには、なかなか買うまでには決断がつかず、指をくわえて人の買ったカメラをうらやましく眺めていた頃の事です。
「Nikon F」は高嶺の花中の高嶺の花、そんなときに、廉価版ではあるものの、作りはしっかりNikonの血を引いたNikomatが発売されました。
見ての通りボディ-には「Nikon」の銘はどこにも見当たらない一眼レフで、どうやら、メ-カ-が品質に誇りが持てない?との観点からNikonブランドを表に出さずに、Nikomatとしたという経緯があると聞きました。
しかし、列記としたNikonの製品で、作りもしっかりしていて、なんのそん色もありません。
「Nikon F」に手が届かず「Nikomat」をしぶしぶ買ったというユ-ザ-も少なからずいたようですが、当のHikoさんはNikomatまでにも手が届かず・・・・
おりしも、当時OLINPUSから画期的なPENシリ-ズが発売されました。
なんと、フィルムが倍使えるというハ-フサイズのカメラで、安サラリ-マンでも容易に買えるというカメラ好きの救世主ともいうべきものが出てきたのです。
で、「PEN-F」と言う世界初のハ-フサイズ一眼レフがついに発表され、発売を待って手に入れることに成功したHikoさんでした。
OLINPUS PEN-Fは現在でも完動で手元に置いてありますが、PEN-Fを皮切りにHikoさんのカメラ遍歴が始まり、ザ-と挙げると(645、67、二眼レフなども挙げると長くなるので割愛)OLINPUS M-1、OM-1、Canon F1、Nikon F、 F2 、FM、からCONTAX RSTⅡ、139、137などからライカウイルスに感染してドイツカメラにうつつをぬかし、いまなおクラカメショップ通いが続いているという・・・・
その中で、唯一気になりながら、なぜか手元に届かなかったHikoさんとしては幻のカメラがあります。それがこのNikomat と言うカメラでして、この程、やっと手元にやってきました。
クラカメショップに長く居座っていたのは知っていましたが、年式の割には割高で誰も手を出さない!
それをあえて、思い出をよみがえらせるべく、引き取って来たという訳です。
シャタ-は全速動き、メ-タ-も動いていてファインダ-もきれいです。難を言えば、店に長く置いてあったということもあって、巻き上げが少し重いかな? これは、空シャッタ-を何度か切っているうちに回復を見込んで、先日購入のNikkor 50 1.4を装着してシャックの前に飾ってありますが、そのうち、フィルムを通してみたいとも思うところです。
デジカメにうつつを抜かし、いまなお郷愁にかられているHikoさんです!
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