ツタンカ-メンをイメ-ジしたハンドメイド?
RICOH CX3
Hikoさんの時計屋さん?の事を嗅ぎつけて、古くからの友人であるAさんが大きなノッポの古時計を抱えてやって来ました。
彼は建築業を営み、依頼した解体業者から、或る日、家屋解体中に「こんなものが出てきた!」「要りませんか?」と持ち込まれたのがこの大きなノッポの古時計・・・・
古ぼけた時計、動くかどうかも判らない、見たところキャビネットはメ-カ-製かハンドメイドか?得体のしれない代物で、時計屋に持って行くにしても修理してくれるところも分からないと言った処で、物置に放置したままだった様です。
Hikoさんも与ったものの、にわか時計屋Hikoさんの事、開口一番、「治るかどうか分からんよ!」「期待せんで・・・」とは言ったものの、当のHikoさんやる気満々です!
「また、これで暫くあそべるな~」が本音でした!
早速、剥ぐってみましたが、肝心な振り子は曲がっているわ、重りの部分も接着面が取れて、パックリ口を開けていると言うよりは、外れてしまっています!
振り子は、試行錯誤でなんとか機能する程度まで治して、肝心要のム-ブメントの整備に取り掛かりましたが、この2ケ月余りで、十数台の古時計をいじってきたHikoさんの事、一見して、直ぐに、これは動くと確信しました!
古い割には、機械のダメ-ジは殆んど無く、まだしっかりした状態でした。
簡単な洗浄と注油を済ませて、キャビネットに戻して、暫く様子を見ることにしたのですが・・・・・
背の高~いノッポの事、普通の掛け時計と言えば、せいぜい60センチ、大きいもので7~80センチ、普及型は50センチ程度ですが、この時計、測ってみると、なんと125センチもあるではありませんか! 適当な掛ける場所が有りません! 現在掛かっている時計をあちこち掛け替えて、やっと場所を確保して・・・・
針を取り付け、一晩様子を見たところ、動いているではありませんか! Hikoさんの思惑は当たりでした!!
な~がい振り子をユ-ラユラ揺らして、コッチン、コッチン、これもゆっくり・・・・
さて、これからが問題です。 なにしろ長針はクサビ止め、クサビは錆びていて折れてしまいました!、 ステンワイヤ-を代用で仮止めしていますが、長針の孔のアソビが大きすぎて針がしっかり固定できません。
今まで扱った時計はネジ止めで、ネジを締めれば何とかなっていたものを、ネジ無しときたら、針の固定に一工夫いるようですが、既に妙案は浮かんでいます。これが良ければすべて良し!
この大きなノッポの古時計、これからも暫くは目が離せません・・・・・・・・
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持ち込まれた、さながら、大きなノッポの古時計・・・・
RICOH CX3
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なが~い振り子は曲がっています。(これが硬~い針金)
RICOH CX3
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オモリの部分はパックリ・・・
RICOH CX3
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いよいよ文字盤を外す段階ですが、長針の止めがクサビです!
RICOH CX3
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ム-ブメントはしっかりしているようです。
RICOH CX3
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得体のしれないキャビネット、ツタンカ-メン像が鎮座ましましています。
RICOH CX3
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もう、慣れた手つきで洗浄と注油を済ませて・・・
RICOH CX3
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やっと確保したスペ-スで調整中・・・・
RICOH CX3
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